#watchOS27の新アプリ3つを解説。Siri・探す・Readinessは何ができる?

watchOS 27では、Apple Watchに「Siri」「探す」「Readiness」という3つの新アプリが加わった。
AIとの会話、家族や持ち物の検索、その日の体調チェックと、役割はかなり違う。何ができるのか、使いどころと対応機種をまとめる。

出典元:photo by 9to5mac

watchOS 27では、Apple Watchに「Siri」「探す」「Readiness」という3つの新アプリが加わった。
AIとの会話、家族や持ち物の検索、その日の体調チェックと、役割はかなり違う。何ができるのか、使いどころと対応機種をまとめる。

目次

watchOS 27で追加された新アプリは、次の3つである。

⚫︎ Siri:AIとの会話を始めたり、過去の会話履歴を確認
⚫︎ 探す:人・デバイス・持ち物を1つのアプリで検索
⚫︎ Readiness:活動・バイタル・睡眠から、その日のコンディションをスコア化

このうちReadinessは、Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4のみに対応する。

3つとも派手なアプリではない。
だが、「聞く」「探す」「今日はどこまで動くか決める」という、日常で地味に多い仕事をApple Watchだけで済ませやすくなった。 

この記事のポイント

対象製品:watchOS 27対応Apple Watch
情報の確度:公式発表・実機情報
公式発表:あり
主な出典:Apple、9to5Mac
確認日:2026年10月10日
読者に関係すること:新しく追加された3アプリの機能、使いどころ、対応機種が分かる

watchOS27で新アプリが3つ追加

watchOS 27では、Apple Watchのアプリ構成が少し変わった。

新たに加わったのは、
⚫︎ Siri
⚫︎ 探す
⚫︎ Readiness

の3つである。 

Apple Watchは、もともと通知や運動記録を見るための端末という印象が強かった。
しかしwatchOS 27では、AI、検索、健康管理まで、手首の上で完結する仕事が増えている。
小さい画面なのに、少しずつ担当業務が増えているのである。

1. Siriアプリ:会話履歴をApple Watchでも確認

Siri photo by 9to5mac

watchOS 27では、専用のSiriアプリが追加された。
これまで通りDigital Crownを長押ししてSiriを呼び出せるが、アプリから新しい会話を始めることもできる。 
特に便利なのが、過去の会話履歴を確認できることだ。

しかも表示されるのはApple Watchでの会話だけではない。
iPhoneやMacなど、ほかのAppleデバイスでSiri AIと交わした会話もまとめて確認できる。 
つまり、「さっきiPhoneでSiriに聞いた答え、何だったっけ」というときに、Apple Watchから続きを確認できるわけだ。

Siriは「呼び出して一度質問するもの」から、少しずつ「会話を続けるAI」へ変わっている。
その入口が、手首にもできたのである。

なおAppleによると、Siri AIは対応機種や対応言語などに条件がある。日本語対応は段階的に提供されるため、利用環境は確認しておきたい。 

2. 「探す」アプリ:人・デバイス・持ち物を1つに統合

Find My photo by 9to5mac

個人的には、これが一番分かりやすい改善だと思う。
これまでApple Watchでは、

⚫︎ デバイスを探す
⚫︎ 持ち物を探す
⚫︎ 人を探す

の3つにアプリが分かれていた。
watchOS 27では、これらが1つの「探す」アプリに統合された。 
地図を中心とした共通画面から、左上のメニューで探したい対象を切り替えられる。

たとえば、「iPhoneが見当たらない」「AirTagを付けたバッグはどこ?」
「家族はいまどこにいる?」といった確認を、すべて同じアプリから行える。
機能が増えたというより、入口が整理されたアップデートである。

Apple Watchの画面は小さい。
だからこそ、アプリを3つ探すより、1つから探せたほうがいい。
整理整頓は、手首でも大事なのである。

3. Readiness:今日のコンディションをスコア化

Readiness photo by 9to5mac

3つ目は、新しい健康管理アプリReadiness(準備度)である。

Readinessは、
⚫︎ 最近の活動
⚫︎ バイタル
⚫︎ 睡眠

などを分析し、その日の身体がどのくらい活動に向いているかをスコアで示す。

判定には、
⚫︎ Recover
⚫︎ Pace Yourself
⚫︎ Ready
⚫︎ Go For It

といった分類が用意されている。

つまり、「今日は運動を頑張ってもよさそう」「少し疲れているから無理しないほうがいい」
という判断材料を、Apple Watch側が出してくれる。

健康データは数字が多い。
心拍数、睡眠時間、活動量、バイタル。
全部を見るのは少々面倒である。
Readinessは、それらをまとめて「今日はどうする?」に変換してくれるアプリと考えると分かりやすい。

ReadinessはSeries 12・Ultra 4のみ

ここは注意したい。
Readinessアプリは、watchOS 27にアップデートできるすべてのApple Watchで使えるわけではない。

Appleによると対応するのは、
⚫︎ Apple Watch Series 12
⚫︎ Apple Watch Ultra 4

である。
以前のApple Watchを使っている場合、watchOS 27へ更新してもReadinessは追加されない。

一方、Siriアプリや統合された「探す」は、Readinessとは条件が異なる。
「watchOS 27の新アプリ3つ」と聞くと全部使えそうに見えるが、ここは少しややこしい。
Appleは時々、新機能と対応機種を別々の箱に入れて渡してくるのである。

どのアプリが一番便利?

使い方によって変わるが、日常で一番恩恵を感じやすいのは「探す」だと思う。

iPhone。
AirTag。
家族。

探したい対象が違っても、同じアプリを開けばいい。
これは地味だが分かりやすい改善である。

一方、これから化けそうなのがSiriアプリだ。
AIとの会話履歴がApple製品間でつながれば、Apple Watchは単なるSiriの呼び出し口ではなく、AIとの会話を続ける端末になっていく。

そしてSeries 12やUltra 4ユーザーなら、Readinessも一度は試してみたい。
体調というものは、自分では元気だと思っていても、数字には別の意見があることがある。

まとめ

watchOS 27では、Apple Watchに3つの新アプリが加わった。

⚫︎ Siri:AIとの会話と履歴確認
⚫︎ 探す:人・デバイス・持ち物を一括検索
⚫︎ Readiness:その日のコンディションをスコア化

なかでも「探す」の統合は、すぐに便利さを感じやすい。
SiriはApple WatchをAI端末へ近づけ、Readinessは健康データを「今日どう過ごすか」という判断に変えてくれる。

Apple Watchは、時間を見る道具から始まった。
今では話を聞き、物を探し、今日は休んだほうがいいとまで言ってくる。

ずいぶん世話焼きな腕時計になったものである。

出典

更新履歴

2026年10月10日:初回公開