Amazonの新しいAlexaタブレットは、iPadにインスパイアされたリブートで、Playストアも完備しています。

Amazonが新しい「Alexa Tablet」シリーズを発表した。最大の変化は、Fireブランドを外し、Google Playストアへ正式対応したこと。
8・11・12インチの3サイズで、見た目もかなりiPad寄りである。Amazonタブレットは、どうやら“安いFire”の次へ進むらしい。

出典元:photo by 9to5mac

Amazonが新しい「Alexa Tablet」シリーズを発表した。最大の変化は、Fireブランドを外し、Google Playストアへ正式対応したこと。
8・11・12インチの3サイズで、見た目もかなりiPad寄りである。Amazonタブレットは、どうやら“安いFire”の次へ進むらしい。

目次

新しいAlexa Tabletは、従来のFireタブレットからかなり方向転換している。

主な特徴は、
⚫︎ FireブランドからAlexa Tabletへ変更
⚫︎ Google Playストアに正式対応
⚫︎ 8.7インチ・11インチ・12インチ Proの3サイズ
⚫︎ アルミ筐体を採用
⚫︎ 12 Proは2.8K・120Hz、最大16GB RAM
⚫︎ 価格は230ドルから

である。
特に大きいのはPlayストア対応だ。

Fireタブレットは価格こそ魅力的だったが、アプリ環境には独特の制約があった。
新型では、その壁をかなり低くしてきた。

この記事のポイント

対象製品:Alexa Tablet 8 / 11 / 12 Pro
情報の確度:公式発表・報道
公式発表:あり
主な出典:Amazon、9to5Google
確認日:2026年10月11日
読者に関係すること:Fireタブレットとの違い、Google Play対応、iPadとの立ち位置、価格が分かる

AmazonがFireからAlexa Tabletへ刷新

Alexa Tablet photo by 9to5google

Amazonは新しいタブレットシリーズで、長く使ってきた「Fire」の名前を外した。

新名称はAlexa Tablet。
9to5Googleによると、Amazonは今回の新シリーズを、より本格的なAndroidタブレットとして再構成している。

ラインアップは、
⚫︎ Alexa Tablet 8
⚫︎ Alexa Tablet 11
⚫︎ Alexa Tablet 12 Pro

の3種類。
8.7インチはiPad mini、11インチは標準iPad、12インチ Proは大画面の上位モデルを思わせるサイズ構成である。

しかも全モデルがアルミ筐体。
見た目まで含めて、従来の「安価なFireタブレット」とはかなり印象が違う。

名前を変えただけではない。
どうやらAmazonは、ちゃんと競いにきた。

最大の変化はGoogle Playストア正式対応

今回、一番重要なのはここだ。
Alexa TabletはGoogle Playストアに正式対応する。

従来のFireタブレットはAmazon独自のアプリストアが中心で、Google Playは標準では利用できなかった。
そのため、「このアプリはある?」「YouTubeはどう使う?」「Google系サービスは?」
といった確認が必要だった。

新しいAlexa Tabletでは、一般的なAndroidタブレットのようにPlayストアからアプリを入れられる。
YouTubeも公式に前面へ出されている。
検索需要で「Fireタブレット Google Play」が大きいのも、この制約に困っていた人が多かった証拠だろう。

長年の弱点を、ようやく正面から直してきたのである。

8・11・12インチ Proの3サイズ

Alexa Tablet 8は、8.7インチ・60Hzディスプレイを搭載。
RAMは4GB、ストレージは最大128GBで、MediaTek 8189を採用する。
Alexa Tablet 11は11インチ・90Hz。
RAMは8GB、ストレージ最大128GBで、こちらもMediaTek 8189を搭載する。

使い分けはかなり分かりやすい。

8インチ:持ち歩き重視
11インチ:動画・ウェブ・普段使い
12 Pro:仕事やクリエイティブ用途も意識

という並びである。

AppleでいうiPad mini、iPad、上位iPad系に近い。
画面サイズまで、ずいぶん見覚えのある並びになった。

Alexa Tablet 12 Proは120Hz・2.8K・最大16GB RAM

本気度が一番分かるのが、最上位のAlexa Tablet 12 Proだ。

主な仕様は、
⚫︎ 12インチ
⚫︎ 2.8K解像度
⚫︎ 3:2ディスプレイ
⚫︎ 120Hz
⚫︎ クアッドスピーカー
⚫︎ MediaTek Dimensity 8400
⚫︎ 8GB RAM / 128GBストレージ

となっている。

さらに、反射を抑えるnanomatte仕様も用意。
上位構成では16GB RAM・256GBストレージまで選べる。
スタイラスやキーボードもオプションで用意されるため、動画を見るだけのタブレットではない。
16GB RAMのAmazonタブレット。

少し前なら、言葉の並びだけで妙な感じがした。
時代は変わるものである。

iPad mini・iPadとどう違う?

Alexa Tabletを見て、まず思うのは「かなりiPadっぽい」である。
サイズ展開もそうだし、アルミ筐体や上位モデルの位置づけも近い。
ただし中身は当然Androidだ。

iPadの強みは、

⚫︎ iPhoneやMacとの連携
⚫︎ Apple Pencil
⚫︎ AirDrop
⚫︎ iCloud
⚫︎ アプリ最適化

といったAppleエコシステムにある。
一方Alexa Tabletは、

⚫︎ Google Play
⚫︎ Alexa+
⚫︎ Androidアプリ
⚫︎ Amazonサービス

との親和性が強みになる。
つまり、単純な「iPadの安い代用品」ではない。
Apple中心ならiPad。Amazon・Googleサービス中心ならAlexa Tablet。

この違いはかなり大きい。

価格はどこまで安い?

Alexaタブレット12 Pro photo by 9to5google

価格は、
⚫︎ Alexa Tablet 8:230ドル〜
⚫︎ Alexa Tablet 11:330ドル〜
⚫︎ Alexa Tablet 12 Pro:500ドル〜

となっている。
8と11インチにはロック画面広告あり・なしの価格差があり、広告なしモデルはそれぞれ20ドル高い。

12 Proは広告なしが標準だ。
さらに12 Proのnanomatte版は550ドル、16GB RAM / 256GB構成は680ドルになる。
Fireタブレットの感覚で見ると高い。
ただ、120Hzや16GB RAMまで積んだ上位Androidタブレットとして見ると、まだ価格は抑えられている。

Amazonは安さを捨てたわけではない。
安さだけで勝負するのをやめた、という方が近い。

Fireタブレットから乗り換える価値はある?

Fireタブレットを使っていて、

⚫︎ Google Playを普通に使いたい
⚫︎ アプリ制限に不満がある
⚫︎ もう少し高性能なモデルが欲しい
⚫︎ YouTubeやGoogle系サービスを自然に使いたい

という人なら、Alexa Tabletはかなり分かりやすいアップグレードになる。
逆に、「動画を見るだけ」「Kindle中心」「とにかく安ければいい」
という用途なら、従来のFireタブレット的な価格感を期待すると少し高く感じるだろう。

Alexa Tabletは、Fireの後継ではある。
しかし、同じ性格の製品ではない。

どんな人に向いている?

Alexa Tabletが向いていそうなのは、

⚫︎ Amazonサービスをよく使う
⚫︎ Alexaを家で使っている
⚫︎ Google Playを使いたい
⚫︎ iPadほどApple連携を必要としない
⚫︎ Androidタブレットを価格重視で探している

という人だ。

反対に、iPhone・Mac・AirPodsを中心に使っていて、AirDropやiCloud連携を重視するなら、やはりiPadのほうが自然である。
見た目は近くても、住んでいる世界は違う。

まとめ

Amazonの新しいAlexa Tabletは、従来のFireタブレットから大きく方向転換した。

⚫︎ Fireブランドを終了
⚫︎ Google Playストア正式対応
⚫︎ 8・11・12インチの3サイズ
⚫︎ アルミ筐体
⚫︎ 12 Proは120Hz・2.8K・最大16GB RAM

という構成である。
これまでのFireは、「安いから多少の制約は仕方ない」という製品だった。
Alexa Tabletは、その我慢を減らしている。

そして見た目は、かなりiPadを意識している。
Amazonは“安いFire”を卒業し、今度はiPadの隣に席を取りにきた。

比較とは、時に財布の感覚を狂わせる。
だが、選択肢が増えるのは悪くないのである。

出典

更新履歴

2026年10月11日:初回公開