#iPhone DuoがSamsungまで売る?Galaxy Z Fold 8需要16%増、検索300%増

Apple初の折りたたみスマホ「iPhone Duo」が登場し、注目を集めている。
ところが、その恩恵を受けているのはAppleだけではないようだ。Samsungによると、Galaxy Z Fold 8ファミリーの需要は発売後16%増加し、Samsungの折りたたみ端末に関するGoogle検索も直近1カ月で300%増えたという。ライバルの新製品が、競合まで景気よくしている。

出典元:photo by 9to5mac

Apple初の折りたたみスマホ「iPhone Duo」が登場し、注目を集めている。
ところが、その恩恵を受けているのはAppleだけではないようだ。Samsungによると、Galaxy Z Fold 8ファミリーの需要は発売後16%増加し、Samsungの折りたたみ端末に関するGoogle検索も直近1カ月で300%増えたという。ライバルの新製品が、競合まで景気よくしている。

目次

30秒結論

⚫︎ Samsungによると、Galaxy Z Fold 8ファミリーの需要は発売後16%増
⚫︎ Samsungの折りたたみ端末に関するGoogle検索は直近1カ月で300%増
⚫︎ Samsungは、iPhone Duo登場後に折りたたみスマホへの関心が高まったとみている
⚫︎ 日本ではGalaxy Z Fold 8が269,880円、iPhone Duoは364,800円から
⚫︎ 折りたたみスマホに興味はあるが価格が気になる人には、Galaxyも有力な比較対象になる

この記事のポイント

対象製品: iPhone Duo/Samsung Galaxy Z Fold 8
情報の確度: Samsung幹部の発言・公式情報・報道
公式発表: iPhone Duo、Galaxy Z Fold 8ともに発売済み
主な出典: 9to5Google、Samsung、Apple
確認日: 2026年10月22日
読者に関係すること: iPhone Duo登場後の折りたたみスマホ人気と、Galaxy Z Fold 8との価格差・選び方

iPhone Duo効果?Galaxy Z Fold 8の需要が16%増

Appleが折りたたみスマホ市場へ参入したことで、Samsungにも追い風が吹いているようだ。

Samsung英国法人のモバイル部門幹部によると、Galaxy Z Fold 8ファミリーの需要は発売後16%増加。さらに、直近1カ月におけるSamsungの折りたたみ端末に関するGoogle検索は300%増えたという。
つまり、「Galaxy Z Fold 8の検索が300%増えた」というより、正確にはSamsung製折りたたみスマホそのものへの関心が急上昇しているという話である。

Appleは折りたたみiPhoneを売り出した。
そしてどうやら、Samsungの折りたたみスマホまで売っている。
本人にそのつもりがあるかは、知らない。

日本でもGalaxy Z Fold 8は好調

これは英国だけの話でもない。
Samsung日本法人によると、2026年8月7日に発売したGalaxy Z Fold8シリーズは、発売後1週間の販売実績が前世代のGalaxy Z Fold7比で1.2倍になった。

発表から発売後1週間までのSNS上の発話量も、前世代比で約2倍だったという。
Samsungによれば、Galaxy Z Fold 8では従来のFoldユーザーだけでなく、これまで折りたたみスマホを使っていなかったユーザーからも反響が寄せられている。

つまりFoldは、もはや一部のガジェット好きだけが楽しむ珍品ではなくなりつつある。
そこへAppleがiPhone Duoを持ち込んだ。
市場がさらに騒がしくなるのも無理はないのである。

なぜiPhone DuoがSamsungの追い風になるのか

理由はそれほど難しくない。
これまで折りたたみスマホに興味のなかったiPhoneユーザーでも、AppleがiPhone Duoを発売すれば、
「折りたたみって、実際どうなの?」と調べ始める。

そこで初めて、Samsungはすでに何世代も折りたたみスマホを作っていることに気づく。
9to5Googleも、Appleの巨大なユーザー基盤によって折りたたみスマホが多くの消費者の目に触れ、その結果、Samsungの価格や成熟した製品設計にも関心が向いている可能性を指摘している。
実際、iPhone Duo発表直後には韓国でGalaxy Z Fold 8の販売が前週比約10%増えたとの報道もあった。

競合が話題になる。
比較する人が増える。
すると、先に市場を開拓していたSamsungにも客が流れる。
市場というものは、時々ライバルまでまとめて景気よくしてしまうのである。

iPhone DuoとGalaxy Z Fold 8、価格差は約9万5,000円

そして、比較すると無視できないのが価格だ。

AppleのiPhone Duoは、日本では256GBで364,800円から。Appleは10月23日に販売を開始する。
一方、Samsung Galaxy Z Fold 8のSamsungオンラインショップ通常価格は、256GBで269,880円。

同じ256GBで比較すると、差額は94,920円。

画面は折れる。
価格差は、なかなか折れてくれない。
iPhone Duoが気になるものの「36万円超はさすがに……」と感じる人が、Galaxy Z Fold 8へ目を向けるのは不思議ではない。

iPhone DuoとGalaxy Z Fold 8、どちらが向いている?

今回の記事は本格的な比較記事ではないが、「折りたたみスマホが欲しい」という視点なら選び方は比較的分かりやすい。

iPhone Duoが向いている人
⚫︎ iPhone、Mac、Apple WatchなどApple製品との連携を重視する
⚫︎ iOSを使い続けたい
⚫︎ Apple独自の折りたたみUIを使いたい
⚫︎ 価格よりAppleのエコシステムを優先したい

Galaxy Z Fold 8が向いている人
⚫︎ 折りたたみスマホの価格を少しでも抑えたい
⚫︎ 長年Foldを作ってきたSamsungの成熟度を重視する
⚫︎ Androidへの乗り換えに抵抗がない
⚫︎ 実売価格やキャンペーンも含めて比較したい


ただし、OSもエコシステムも異なるため、価格だけで決める製品ではない。
9万円安いからGalaxy、とは単純にはいかないのである。

Apple参入で「折りたたみスマホ」そのものが一般化するか

今回もっとも興味深いのは、Galaxy Z Fold 8が売れていることそのものではない。
Appleの参入によって、折りたたみスマホというカテゴリー全体に光が当たり始めたことである。

これまで折りたたみスマホは、「便利そうだけれど特殊なスマホ」という立ち位置だった。
しかし、AppleがiPhone Duoを発売したことで、多くのiPhoneユーザーが初めて真剣に折りたたみスマホを検討する可能性がある。
そして比較を始めれば、Samsungも当然目に入る。

Apple対Samsungという構図だけを見るとライバルである。
だが、まだ成長途中の折りたたみ市場では、Appleの参入そのものがSamsungにとって追い風になることもある。

iPhone DuoはAppleの新製品である。
だが今のところ、折りたたみスマホ市場全体の広告塔にもなっているようだ。
Appleはどうやら今回、自社製品だけでなく市場まで折り広げているのである。

出典

更新履歴

2026年10月22日:初版公開